4月1日に地元の神社で春の例大祭が行われました。これは、春になり農業の始まりを神様に御奉告する事と、その年の実りや豊作を祈念する為に行われます。この例大祭ですが、コロナ禍の影響で数年ぶりの開催でした。地元の神社では、曜日に関係なく毎年4月1日に開催されます。同時に太々神楽も奉納されます。太々神楽には舞手、演奏、合わせて10名程度の人数か必要になります。以前は農業に携わる人が多かった為、4月1日でも問題なかったようですが、最近では勤め人が増えた為、年度初めの初日にさすがに会社を休む訳にもいかず、参加できる人が限られてしまい、4月の第一日曜日に開催日をずらして開催している神社も増えているようです。問題は他にもあって、舞手、演奏者の年齢層が上がっている事です。毎年、舞手の募集をかけるのですが、なかなか興味を持ってもらう事ができず、毎年、同じ顔触れで頑張っています。
FMラジオのパーソナリティーがこの神社のすぐ近くに住んでいて、翌日の放送で太々神楽の様子を取り上げてくれました。そこでも、伝統ある行事は後世に残していかなければいけない、というような事を言っていました。正にそのとおりで、何とか若い人に参加してもらって、伝統ある太々神楽を継承していきたいものです。(せ)