行楽の秋、紅葉の見ごろも終わりを迎えようとしています。この秋、バイクでツーリングに出掛けた人も多くいたと思います。そこで、注意しなければいけないのは、事故です。県内で、過去5年間にバイクの絡んだ事故は、10、11月に集中しているとの事です。また、5月に多いのも見逃せません。群馬県内には、バイクツーリングに適した道路や観光地が多く、この時期はライダー(またはバイカー)にとって過ごしやすい気候で、土日祝日には首都圏や近県から、地理的な利点もあり、日帰りツーリングを楽しむライダー(またはバイカー)が、数多く訪れます。この時期にバイク事故が多発するのは、ライダー(またはバイカー)の数自体多い事もあるとはおもいますが、ライダー(またはバイカー)や相手となる自動車の運転手も、紅葉や新緑といった景色に気をとられ、運転に対する注意力が散漫になっている事が原因として挙げられるようです。また、年齢別にみると、50代以上の人が全体の46%を占めているようです。50才を過ぎると、頭ではわかっていても体の反応が遅れるという事はよくあります。判断力の低下や運動能力の低下が事故の原因に一つなっているようです。速度を出しすぎない、カーブでの減速といった基本的な運転行動が自身を事故から守る一番の方法だとおもいます。
バイクに乗る人は、バイクの保険に加入するのは当たり前ですが、対人賠償責任保険、対物賠償責任保険には加入していても人身傷害保険には加入していない人が多く見受けられます。事故を起こさない事が最も大切ですが、万一、事故を起こしてしまった場合に備えて、自身の身体に対して保障される人身傷害保険に加入する事を、お勧めします。(せ)