群馬県の北部山間地にも遂にまとまった雪が降りました。スキーヤーやスノーボーダーの中には、待ちに待った積雪にほっとした人もいる事でしょう。早速テレビニュースでは、ゲレンデの様子が映し出されていました。そのニュースが流れると「今年も終わりだな~。」と実感するものです。北海道でもまとまった降雪があったようです。北海道全域で降ったようですが、中でも札幌で降った55cmという記録は24時間の降雪量としては、札幌市では観測史上1位だそうです。
数年前、群馬県でも大雪が降った事は皆さん記憶にあると思います。前橋市で72cmでした。交通機関がストップし、普段の生活に戻るのに数日を要したと記憶しています。俗に言う雪国では、雪に対する対策がしっかりしていて、この程度の雪では生活に支障を来すこともないでしょう。
では問題です。世界で一番深く雪が積もったのは何処の国で、何メートルでしょう?
答えは、日本でした。それも北海道や青森、新潟ではなく雪国のイメージがまったくない滋賀県だそうです。公的な観測地点での世界記録は1927年2月14日、滋賀県木原市の伊吹山で観測した、11m82cmだそうです。70cm程度でジタバタしてしまうのに11mってどんな感じなのか想像もできません。なぜこんなにも雪が降るのでしょう?以前、ブログの「からっ風編」でも書きましたが群馬の雪は、日本海を渡った湿った空気が山にぶつかり、そこで雪を降らせ、乾いた風がからっ風として吹きおろすというメカニズムなのですが、滋賀の雪も同じ理由だそうです。更に、滋賀県には琵琶湖という大きな湖が有ります。日本海からの湿った空気に、琵琶湖の湿った空気が加わり大量の雪が降るそうです。この記録は、ギネスブックにも登録されているそうですが、1927年と言えば昭和2年で観測の仕方が正しかったのか?とも言われているようです。
これから、雪のシーズンに入ります。スタッドレスタイヤや、チェーンといった雪道対策をし、雪道の運転には十分注意しましょう。(せ)