北の国から

4日朝、出社準備をしていると突然テレビからJアラートが流れてきました。北朝鮮から弾道ミサイルが発射されたというものです。テレビ画面には「国民保護に関する情報」だけが映し出されました。どのチャンネルも同じ様な画面で、アナウンサーが同じ内容を繰り返すだけでした。7時29分発表の最初の情報では、対象地域は青森県と伊豆諸島という事でしたが、42分の発表では青森県と北海道に変わっていました。

現在、日本ではこうしたミサイル攻撃に対して、迎撃ミサイルが配備されています。自衛隊のミサイル防衛システムは、イージス艦に搭載された海上配備型の迎撃ミサイル(SM3)と地上配備型迎撃ミサイル「パトリオット」(PAC3)の2段階で、日本に被害が発生する恐れがある場合は防衛相の破壊措置命令に基づきSM3が大気圏外で迎撃し、撃ち漏らした場合は、PAC3が破壊する仕組みになっています。

そこで、このミサイルの迎撃率ですが、実験では約90%の確率を誇るそうです。これは、ミサイルを発射する場所も時間もすべて分かった条件下での数字で、アメリカの実戦での確立は9%という数字も出ています。日本では、防衛相の破壊措置命令が出ないと迎撃ミサイルを発射する事ができません。例えば北朝鮮からミサイルが飛来した場合、着弾まで10分程ですが、迎撃ミサイルの準備をするには、15~30分かかると言われているので到底間に合いません。常に臨戦態勢でいないと間に合わないという事になります。

今回の北朝鮮からのミサイルは飛行距離4.600Kmと言われています。Jアラートが発表された時には既に日本上空に達していたか、通過した後だったようです。また、対象地域も先に述べた最初の青森、伊豆諸島から北海道、青森に変わっていました。人為的なミスだったようですが、もしこれが日本を狙ったものだったら、何の準備もないまま大きな被害を受けていた事でしょう。避難に関してもテレビでは、「頑丈な建物の中、または地下に避難してください」と連呼していました。頑丈な建物、地下と言われても、数分の内に避難できる人はいるのでしょうか。

ミサイルを撃たれたらその段階で終わりです。撃たれないようにするのが立派な政治家さんの仕事です。やってる感は必要ありません。是非まっとうな仕事をしてください。がんばれ日本の政治家。(せ)

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