年が明けて、早いもので既に一ヶ月が経ちました。今年は例年に比べ寒く、10年に一度とも言われている寒波の影響で、各地で大雪となっています。特に日本海側では、記録的な大雪となっている所もあるようです。滅多に雪の降らない鹿児島でも、積雪が観測されたようです。県内では、山間地を除けば雪こそ降らなかったものの、気温はここ数年で最も低かったようで、草津では、一日の最高気温がー12℃を記録したようです。また、水道管が凍ったり、給湯器が故障したりした事故もかなりあったようです。水道管が凍結により破損したり、給湯器の故障も火災保険で補償される事も有るので、覚えておきましょう。
ここまで寒いと、思い出されるのが、湯煙立ち上る温泉です。冷えた身体を温めるにはこれ以上のものは有りません。群馬県は温泉地の数が多く、温泉地の人気ランキングで常に上位に入る草津温泉、伊香保温泉をはじめ、水上温泉、老神温泉、四万温泉といった大規模な温泉地から、宝川温泉、法師温泉など一軒宿にも関わらず全国的に名前が知られている温泉地まで、様々な温泉地があります。最近、全国各地で、温泉の湯量が減少したり、源泉の温度が低下するといった問題がおきています。それにより予約を断ったり、中には廃業に追い込まれる温泉宿もあるようです。幸い県内の温泉地では、湯量や温度の問題は起きていないようですが、それとは別の大きな問題が発生しています。県内に限らず、温泉地の一番のお客さんは社員旅行などの団体客でした。今では、社員旅行も多様化し社員全員で旅行に行く事もなくなったようで、その影響をまともに受けたのが団体客を一番のお客にしていた温泉宿です。加えて、ここ数年のコロナの影響もあり、経営が厳しくなったり、廃業に追い込まれたりした温泉宿もかなりの数、出ているようです。温泉地に行くと、廃業したホテルの建物がそのまま残され、ゴーストタウン化していて、侵入者により火災が発生するといった問題も起きているようです。そんな経営が厳しくなった温泉宿を買い漁る外国資本もあるようですが、温泉は日本の文化です。日本の文化は、日本人の手で守ってもらいたいものです。(せ)