にわかドジャーズファンとしてMLBを観ている。大谷の活躍は本当に凄くて、「凄い」という言葉を大谷に今年だけで120回くらいは使ったと思う。MLBの試合で一番思うことは、全員が一生懸命プレイしているということだ。日本のプロ野球は、ここ10年ほどほとんど観ていないので過去の印象でしかないが、若手の選手は確かに一生懸命プレーしているが、ベテランや主力選手になると凡打で一塁まで全力で走らなかったり、ランナーとしてプロらしからぬ走り方をしていたり、守備で緩慢なプレーがあったりと本当に全力でプレイしているのかなと疑問になることが多々あったと思う。
先程、終了したワールドシリーズの第3戦でも足を負傷しているフレッドフリーマンがファーストランナーだった時、次打者のやや左中間よりのセンター前ヒットで3塁まで全力疾走していた。当たり前のことを当たり前にするということが結構難しく大変なことだとは知っているけれど、それを当たり前に普通に行うのがプロなんだなと改めて思った。
守備にしてもドジャーズのライトを守るベッツがダイビングキャッチしたり、前の試合ではヤンキースのレフトの選手がボールを取って勢い余ってスタンドに落ちてしまうほどの思い切ったプレイをしている。また、内野手のゴロの処理やスローイングを観てもそれだけでワクワクしてしまうプレイの連続なのだ。守備でワクワクしたのは長嶋三塁手が三遊間のゴロをさばいた時以来、ドジャーズの3塁手マンシーやエドマンの守備はそれだけで観ていて楽しい。
過酷な競争を勝ち抜いてそこに立っているからこそ、当たり前に全力でプレイしているのだと思う。日本シリーズは1秒も観ていないので今のプロ野球がどんな野球をやっているのかは分からない。MLBを観た後でどのように感じるか今晩は無理をしてでも日本シリーズを観戦してみようかななどと考えている。(み)