変動金利型住宅ローンの適用金利が令和6年10月より0.15%上昇しました。これから利用される方だけでなく、すでに利用されている方の金利も多くの方は来年1月から上がります。金利が変動することは、変動金利型を利用されている方はご承知のことと思います。では、いつから返済額が変わるのかと問われた時に、変動金利型の仕組みを忘れてしまっている方が沢山いらっしゃいます。それというのも、変動金利の基準金利は2009年12月以来14年近く変動していませんでしたから。
変動金利型の仕組み(ネット銀行等では取り扱いが違う場合がございます。)
・適用金利の変動は年2回(3月と9月に決定される)
・返済額はローン開始から5年毎に見直されます。すぐに変更されません。
・25%ルールがあり、返済額が125%以上に上がることはありません。
適用金利が上がっても、しばらくは返済額が変わらないことはメリットでもありデメリットでもあります。月々のご負担は急変動しないので安心ですが、その間は金利が上がった分は元金が減りません。対策として、金利が上がって、本来上がるはずの返済額の分は繰り上げ返済資金として準備しましょう。(い)