2020年の税制改正で来年の2023年末に制度が廃止されることが決定されているジュニアNISA。貯蓄から投資へと叫ばれるようになって久しいですがなかなか利用件数が伸びず制度廃止となったようですが廃止目前となった今、ここにきて利用口座登録件数が伸びているそうです。コロナをきっかけに自己防衛のための貯蓄や投資へ関心が高まったことも一因かもしれません。
そもそもジュニアNISAとは年間80万円が投資でき最大5年間非課税で運用できるものです。口座名義はお子さん本人ですが運用管理は親や祖父母が行って大丈夫です。今年4月の民放改正により成人年齢が18歳に引き下げになったので来年1月1日時点で18歳未満の方が対象となります。
通常、運用や利息で得た利益には約20%の税金がかかりますがNISAの運用益には税金がかからないため、その分利益を多く手にすることができるわけです。ただしあくまで運用なので確実に利益がでる保証はありません。制度廃止後は新規口座開設や新規投資はできませんがすでに投資してある資金はお子さんが18歳になるまでは非課税のまま保有しつづけることも可能ですし、18歳になる前でもペナルティなく引き出し可能になるため高校や大学進学前のタイミングで使うこともできます。引き出すことなく成人を迎えたらNISAへ移管も出来ます。いずれも手続きしないと課税口座に払い出されてしまうので注意してください。
制度終了間近ですが今からでも2年間分160万円を運用できます。銀行に置いておいてもどうにもなりませんし物価上昇を考慮すると目減りする一方です。なにせ教育費がそれ以上に上がっているのでなにかしら手立ては必要です。子どもの金融教育も始まっていますので親子で一緒に投資を学ぶのもコミュニケーションとなりいいと思いますよ~検討されている方はお急ぎくださいませ。(よ)
詳しくは、⇒ ジュニアNISAの概要(金融庁)https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/junior/overview/index.html