先の休日、新潟から長野経由で車中拍のドライブに行ってきました。長野県から群馬県へは、志賀高原から草津へ抜ける渋峠を通って来ました。渋峠は標高2,172mを通る日本国道としては、最高地点を通る国道です。近くの渋峠スキー場は、この時期でもスキー客で賑わっていました。6月5日まで営業しているそうなので、興味のある方は行ってみてはいかがですか。
2018年1月23日は何があった日か覚えている人はいますか?東京で20cmを超える積雪があり、交通がマヒした日です。ってこれは置いといて、渋峠から草津に下る途中に、草津白根山が有ります。この日は、その草津白根山が噴火した日です。この噴火で近くのスキー場のスキー客や、観光客10数名が死傷しました。噴火前は火口近くまで歩いて行ける観光地でしたが、噴火以降は付近の立ち入りはもちろん、近くの道も車さえも通行する事が禁止されている状態が続いていました。
この草津白根山を含め日本には110の活火山(108という説もあります)があるそうです。活火山は火山噴火予知連絡会によって、火山学的に評価した火山活動で危険度をA・B・Cにランク分けされています。平成15年にはこの草津白根山はBランクに分類されていました。群馬県に限ると、浅間山がAランク、赤城山がCランクに分類されています。近年、噴火の可能性が問題視されている富士山は、草津白根山と同じBランクに分類されています。
人間の能力は、自然の力の前では本当に微々たるものです。いざ富士山が噴火でもしたら、いくら災害対策をしてもどうにもできない状況になる事でしょう。しかし、対策を取るのと取らないとでは結果に大きな違いが出ます。被害を最小限に抑えるためにも、常日頃からできる限りの準備と対策を練っておくように心がける事が大切です。(せ)