電池の話

先日、テレビのリモコンが作動しなくなり、電池交換をしました。問題なく使えるようになりました。単三電池を2本交換しましたが、そこで疑問に思ったのが、単三電池の「単」て何?ということです。

昭和9年頃までは、使用されていた電池は「積層電池」「集合電池」という複数の電池を一つにまとめたものでした。これは、複数の電池を直列につなぎ、高い電圧にしたものです。当時、懐中電灯やラジオなどの電化製品は、消費電力が大きく一つの電池ではまかないきれなかった。そのため、複数の電池を一つにまとめた、「積層電池」「集合電池」として販売されたということです。戦後、電化製品の省エネルギー化と電池の性能向上により電池一本でも作動できるようになりました。この一本の電池は、複数の電池を積み重ねる「積層電池」に対して一つで済む電池ことで「単層電池」と呼ばれ、これを略して「単一電池」「単二電池」と呼ばれるようになったそうです。

それではなぜ「乾電池」というのでしょうか。電池の中には、電解液と呼ばれる電源の元が入っています。昔の電池は液体またはゲル状の電解液を使っていた為、液漏れが発生していました。そこで固体に電解液をしみこませ液漏れしない電池が開発されました。それまでの電池と違って電解液が漏れないところから「漏れない=乾いた」電池ということで「乾電池」と名付けられたということです。因みに、世界初の乾電池を作ったのは、屋井先蔵(やいさきぞう)という時計職人と言われています。

乾電池も大きく分けてアルカリ電池とマンガン電池があります。それぞれの特徴は

「アルカリ電池」  電解液としてアルカリ性の水酸化カリウムが使用されています。

パワーが強い上に長持ちが特徴です。デジタルビデオカメラやオーディオ機器など、強い電力が必要な機器に使用することで、安定した正常な動作を実現します。

「マンガン電池」  電解水として塩化亜鉛、または塩化アンモニウムが使われています。

電力は弱いですが、使用しない間は電圧が回復していく特徴があります。懐中電灯やリモコンなどの電池として使用するのが望ましいです。(せ)

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