以前のブログでも書いたように、年が明けてあっという間に3ヶ月が過ぎました。まさに「1月往ぬる、2月逃げる、3月去る」です。何かと慌ただしい3ヶ月が過ぎましたが、中には更に忙しい4月を迎えている人もいる事でしょう。
就職や進学で新たな生活を始めた人や、移動等で新天地で生活を始めた人もいるでしょう。新たな生活に慣れるまでは、気苦労も絶えない事でしょう。そんな人達が、とりあえず一息をつけるのが4月から5月にかけての「ゴールデンウィーク」です。今年は、休みの取り方次第では、10連休を取る事も可能です。「ゴールデンウイーク」の由来については、わりと知られている事ですが、昭和26年に上映された「自由学校」が正月やお盆以上の興行成績を残した事から映画業界の宣伝用語として生まれたという事です。また、ラジオ業界から発生したという説もあります。この期間の聴取率が高かったことから「黄金週間」と言われていましたが、インパクトに欠けることから「ゴールデンウイーク」と呼ぶようになったという説です。どちらの説もはっきりとした確証はなく、はっきりとした由来は分かっていないようです。
今では「ゴールデンウィーク」が普通に使われていますが、以前は「大型連休」とか「飛び石連休」などと言われていました。1985年の祝日法の改正で5月4日が休日になった為、「飛び石連休」は使われなくなったようです。とは言ってもNHKや一部民放などでは、「ゴールデンウィーク」という言葉は使いません。これは放送法に基づくもので、「(春の)大型連休」という表現で統一しています。
春の「ゴールデンウィーク」に対して文化の日を中心とした「シルバーウイーク」という言葉もありました。大きな連休というイメージが弱く、根付きませんでしたが、祝日法の改定によって、祝日を移すことによって秋に大型連休を作る構想もあるようです。ちなみに「ゴールデンウィーク」は2004年に保険その他の分野で、損保ジャパンが商標登録しています。(せ)