住宅ローンを組まれるときに、返済期間中に「万一のこと」があったら、借金が家族に残ってしまう事を心配して団体信用生命保険(以下、団信)に加入されます。また、金融機関によっては、団信に加入できないと住宅ローンが組めないところもあります。
その「万一のこと」と言うのは、死亡・高度障害状態の場合が一般的ですが、三大疾病(がん・急性心筋梗塞・脳卒中等)の場合も含む団信を選択されるお客様が多くなっています。三大疾病により仕事を制限することになり、所得が減ってしまったときにも安心して暮らしていけるようにするためです。
フラット35の場合、新三大疾病付機構団信を利用するには、借入金利が0.24%上乗せされます。例えば、借入金額3,000万円・返済期間35年・金利1.4%の場合、機構団信では月払返済額90,393円ですが新三大疾病付機構団信では月払返済額93,927円となります。
人生の3大資金と言われる住宅購入資金の他、老後資金や教育資金を準備する為の資産形成にも、団信と同様の効果が得られる方法があります。特定疾病保険料払込免除付の生命保険を使って資産形成をする方法です。この方法を使うと、積立期間中に死亡・高度障害状態の場合は保険金が支払われ、三大疾病の場合は保険料の払い込みが免除されます。
家族にとって老後資金や教育資金は、万一のことがあってもなくてもその時期が来れば必要な資金です。資金準備の方法は沢山ありますが、ライフプランニング上のリスクを減らす資産形成方法もご検討してみてください。(い)