2020年を迎えて、日本人の金融リテラシーの向上に一役買いたいと思っております。金融リテラシーとは「金融商品やサービスの選択、生活設計などで適切に判断するために、最低限身につけるべき金融や経済についての知識と判断力。」とされています。昨年は2000万円問題や超高齢社会、老齢年金や健康保険のいろいろな問題が表面化した一年でした。ただ、テレビやメディアでの報道はどうしても表面的な話に終始してしまいがちでした。実際に一般市民はどうしたらよいかというところまで伝えきれていなかったように思います。2000万円問題でいえば、すべての人が自力で2000万を退職までに用意しなければならないというような話が横行しています。それは大きな間違いで、人によって必要な金額やタイミングは異なります。それはそれぞれの現在の預貯金、年齢、仕事、過去の収入、健康状態、将来の仕事に対する考え方などによって全く異なってくるからです。また、お金を貯めたり増やしたりしようとしても、その手段としての金融商品は種類があまりにも多く、すべての商品を一般の人が理解するのは大変です。金融商品を取り扱う金融機関の都合や営業マンの理屈で話をすすめられてしまい、ご自身にとっての必要性や商品内容もキチンと理解せず、金融マンの言いなりで契約をしてしまうこともよくあると聞きます。いままで、保険代理店を本業として、特に生命保険にご加入のお客さまに対し、本当にご自身にあった保障を持ってほしいという思いで、保険のコンサルティングセールスをしてまいりました。今年からは本格的にお客様の価値観や状況に寄り添った資産形成、資産運用のコンサルティングを行うとともに、セミナーや情報提供を通じて、少しでも世の中の皆様の金融リテラシーの向上に尽力してまいりたいと考えております。(み)