2024年6月の適用金利が発表になりましたので、過去10年間(2014年7月~2024年6月)のフラット35(返済期間21年~35年・融資率9割以下・団信なし)金利推移をまとめてみました。
*原則、フラット35は機構団信に加入した金利が表示されますが、ここでは金利推移を確認しやすいように、団信にかかる保険料を差し引いて表しています。
*返済期間・融資率・機構団信の種類・金利引き下げポイント等により金利は異なります。
2022年12月、日本銀行の金融政策決定会合において、長期金利の変動許容幅の変更が行われ、今まで±0.25%だったものが、±0.5%に広げられました。また、2024年3月にはマイナス金利の解除と長短金利操作(イールドカーブコントロール)の撤廃が決定されました。コロナ禍以降、景気や物価の上昇とともに金利が上がり始めています。
住宅ローンには「固定金利」「変動金利」「固定期間選択型金利」の3タイプがあります。2024年6月現在、変動金利はまだ変更となっていませんが、固定期間選択型の10年固定金利タイプでは上がり始めました。返済は長期にわたり家計に影響しますので、ライフプランに合わせて慎重に検討してください。(い)