猛暑が続く毎日、気を付けたいのが炎天下の屋外に駐車した際に発生する車内の異常な暑さですね。車に乗られる方なら少なからず経験があると思います。そして車内の気温を下げるために皆が各々いろいろな方法を取られていると思いますが、ここでは高温になった車内の温度を短時間でより効率的に下げる方法を調べてみました。
クルマの車内が熱くなるのは、フロントガラスから侵入する熱が一番の大きな原因だそうです。炎天下の気温35度の屋外ではフロントガラス下のダッシュボードの最高気温はなんと80度近くにもなるそうです。炎天下の屋外ではサンシェード(日除け)や窓を開けていても効果は低く、人や動物が耐えられない温度になるそうです。かと言ってエアコンをつけっ放しで駐車すると誤作動で車が動いたり燃料切れでエンジンが止まることもありますし、排ガス等の環境面にも問題なのは当然のことですね。
本題ですが車内の気温を下げるためには、窓を開けたり、エアコンをつけたりするのが一般的な方法ですが、JAF(日本自動車連盟)では温度を下げる対策として、窓を開ける、冷却スプレーをかける、エアコンをつける、窓を開けてエアコンをつけて走行する、といった比較テストを行ったそうです。興味深い面白いテスト内容でしたw
1、ドアを数回開閉するだけでも有効
車を走らす前にドアを数回開閉して熱気を追い出す方法で1分で7.5度下げることができるそうです。
2,エアコンだけに頼るのは非効率的
窓を開けエアコンをつけて走行すると、55度もあった車内温度が2分ほどで30度以下に下がったことが実証され、さらに5分後には、温度は28度に下がり、この段階で窓を閉めればエアコンの効きも良くなるそうです。一方、走行しないでエアコンをつけただけの実験では、30度以下になるのに7~8分かかったそうです。この間、エンジンの回転数は高くなり、燃料を多く消費したとのことです。
3,エアコンを「外気導入」にしたほうが効果的
高温になった車内でエアコンを使う場合、空気モードは「外気導入」が効果的。なぜなら車内温度が下がるまでは外気の温度のほうが低いからだそうです。外気を取り込みながらエアコンで冷気を送ることで相乗効果が産まれ、効率よく冷やすことができそうです。このようなテスト結果に基づいて高温になった車内を素早く効率的に冷ますために最も効果があったのは
窓をすべて開け、エアコンをつけて走行する。この時、エアコンの空気モードは「外気導入」そして、車内温度が下がってきたら、「内気循環」に変えて窓を閉める方法だそうです。
先ずは快適な運転環境のもと安全運転できるよう参考になれば幸いです❕自分も早速試したいと思います。 (こ)