ぐんまのお葬式

コロナの影響で最近の葬儀は非常に簡素化されています。葬儀場に入っても、お焼香だけで遺族と挨拶すらできなかったり、また多くの葬儀が家族葬だったりしています。私の年代だと、親が概ね80歳代になる事もあり、葬儀に参列する機会が増えてきました。そこでいつも気になるのが香典です。故人との関係で「一般」にするのか、「新生活」するのかで迷います。 

「一般」は別として「新生活」は群馬県にしかない、と言うような事を良く聞きます。実際、他県で葬儀に参列する際は、「新生活」の香典を渡した事はありません。本当に群馬県だけの習慣なのでしょうか? 簡単に調べたところ「新生活」と言っていますが、正確には「新生活運動」と言うそうです。 

はじまりは、終戦直後の20~30年代にかけて、国民生活が経済的に疲弊していて、できるだけ付き合いを中心とした生活習慣を簡素化し負担を軽減しようという運動が各地で始まりました。これが「新生活運動」です。戦後復興と共に国民生活が安定してくると、この運動は廃れていき、現在では群馬県などの一部地域でのみこの風習が続いているそうです。一時は全国に広がった「新生活運動」が現在では群馬県のみって、なんか微妙な気がします。

「新生活運動」というと葬儀に関してと思いがちですが、本来の主旨は「できるだけ付き合いを中心とした生活習慣を簡素化し、負担を軽減しよう」ということから、結婚披露宴や、新築祝い、病気見舞い、出産祝いなどにも「新生活運動」があったようです。こららは、さすがに群馬県でも聞かなくなりました。 

あまり参加する機会もなくなりましたが、金額の張る結婚披露宴などは、「新生活運動」が続いていても良かったのにな~と思います。(せ) 

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