さよなら 諭吉

7月3日に新紙幣が発行されました。前回の発行は2004年だったそうです。

今回の新紙幣は、1万円札が「日本経済の父」とか「日本資本主義の父」と言われている渋沢栄一。5千円札が「女性教育の先駆者」津田塾大学の創始者、津田梅子。千円札が「近代日本医学の父」世界的な細菌学者、北里柴三郎となりました。因みに裏面は、一万円札が東京駅丸の内駅舎。これは、東京駅で使われている煉瓦が渋沢栄一の出身地である埼玉県深谷市で製造されたことからきているそうです。5千円札は古事記や万葉集にも登場する藤の花。千円札は葛飾北斎の富嶽三十六景、神奈川沖浪裏だそうです。これは銀行に行けば確認できます。ぜひ行ってみてください。

今回の新紙幣発行には大きな2つの特徴があるそうです。まず、偽造防止の技術。様々な新技術が採用されているようですが、特に、ストライプ型のホログラムを採用することにより、3Dで表現された肖像が見る角度によって回転するように見える最先端技術を用いていることでしょう。この技術の銀行券への採用は世界初だそうです。

次に、ユニバーサルデザインの採用です。数字が見やすいように、文字が大きくなったり、漢数字を算用数字に変えて、海外に人にも分かり易くしたりと、誰もが容易に識別できるように工夫しているようです。また、目の不自由な方のために、お札識別アプリ「言う吉くん」の無料配信を行っているようです。このアプリはお札にカメラをかざすと、券種を識別して音声と大きな文字で金額を教えてくれるそうです。ただ、真偽判別機能はないそうです。注意願います。

この複雑な紙幣のデザインは人の手で行われているのを知っていました?国立印刷局のデザイン担当の工芸官が写真等からお札の基になる絵を描いて、その絵をもとに彫刻担当の工芸官が彫刻刀で金属板にデザインを刻みこんで、印刷する為の原版を作り、それで紙幣を印刷するのだそうです。偽造防止の技術やユニバーサルデザインの採用もすごい事ですが。この彫刻担当の工芸官の技術が一番すごいのではないでしょうか。

今までは、福沢さんも、新渡戸さんも、樋口さんもあっという間に私の手元から去ってしまいました。できれば渋沢さん、津田さん、北里さんにはゆっくりしていってもらいたいものです。(せ)

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