「キャッチャーで一番大切なことはいかに感じるかということである」生涯一捕手 野村克也さんのこの言葉は私の中に生きています。私は小学校時代に父親とキャッチボールをしたのをきっかけに中学校、高校、大学と野球部に属し、一生懸命 野球をやってきました。ポジションは小学校の頃からキャッチャー。野村克也さんの本は高校時代にはじめて読みました。
社会人になり、営業職を続けるうちに野村さんの言った言葉「一番大切なことはいかに感じるかである」は私の仕事にもそのまま当てはまるということに気が付きました。そして、日々私はこの言葉と勝負しているような気がします。今この瞬間、「お客様が何を考えているか?」「私が話した言葉をどう思っているか?」「傍らにいる配偶者の方はどうか?」「お客様が本当に欲しているものは何か?」お客様と向き合っている時、私は「いかに感じるか?」を常に自分に問いかけています。私がいかに感じたかによって、提案する内容も変わります。その提案が採用されるとそれによりお客様の人生まで変わってしまう可能性もでてきます。すべては私がいかに感じるかにかかっているのです。
人と人の関わりの真理は一つなのだと思います。私はいつもキャッチャ―マスクを通してバッターや相手ベンチの様子を覗くようにお客様と向き合っています。そして、「いかに感じるか?」を自分に問いながらベストな提案を探しています。野球もセールスも相談業務もすべて同じなのだと思っています。(み)